みなさんは「冬のバスツアー」と聞いてどのような観光をイメージしますか?車窓から雪国の風景を眺める…あるいは温泉街までひとっ走りして、旅館でのんびり過ごすのもいいですね。ただ首都圏から出発する場合、こうしたツアーにはどうしても宿泊が必要です。1年のうちでも特に忙しい師走の時期、「連休なんて取れない」という人も少なくないでしょう。
そこでおすすめしたいのが「日帰りバスツアー」です。今回は千葉県内で「ヨーロッパ風の冬」を体感できる2大スポットをご提案します。
■『ふなばしアンデルセン公園』
ひとつ目のスポットは船橋市にある「ふなばしアンデルセン公園」です。
アンデルセンといえばデンマークを代表する童話作家ですが、ここアンデルセン公園はアンデルセンが生きた「19世紀のデンマーク」を再現したテーマパークになります。船橋市の姉妹都市、デンマークのオーデンセ市が公園整備に協力しているため、シンボルの「風車」など園内のいたるところにヨーロッパを感じられます。
四季折々の花が咲き誇るのもアンデルセン公園の特徴です。12月にはパンジーやデイジーといった花々が見頃を迎えるほか、12月初旬頃まではイロハモミジやドウダンツツジなどの紅葉を楽しむこともできます。
■『東京ドイツ村』
ふたつ目のスポットは袖ケ浦市の「東京ドイツ村」です。
ドイツの田園をイメージしたという東京ドイツ村。東京ドームの約27倍という広大な敷地には、さまざまなアトラクション、ショッピング&レストラン施設、収穫体験のできる農場などが点在します。
もちろん、この時期ならではの魅力も見逃せません。今年で14回目を迎えるウィンターイルミネーションは「関東三大イルミネーション」にも認定されている本格派。300万球の電球が彩る壮大なイルミネーションには中国「自貢灯彩集団」が世界15か国で手がける「チャイナランタンフェスティバル」も含まれており、日本ではここ東京ドイツ村だけで楽しめる絶景として人気を集めています。
■おすすめルートと所用時間
上記のスポットを日帰りバスツアーに組み込む場合、イルミネーションの関係で「ふなばしアンデルセン公園」→「東京ドイツ村」という順番になります。ちなみに船橋から袖ヶ浦まではバスで約70分。それぞれの立寄り時間が2時間程度なら、午後だけでも十分楽しめるでしょう。
もし「ショッピングも楽しみたい」ということなら、船橋から袖ケ浦に向かう途中で「三井アウトレットパーク木更津」に立ち寄るのもおすすめです。この場合は午前中に「ふなばしアンデルセン公園」に入場し、公園内のレストランで昼食を取るとスムーズかもしれません。
首都圏で手軽に楽しめる「この時期ならではの絶景」。ぜひお試しください。
株式会社県南観光 県南ツーリスト